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三峡ダムが四川大地震を引き起こした

 【大紀元日本2月10日】中国四川省で起きた大地震発生原因の一つとして、三峡ダム水利工程が上げられていることがわかった。ダムに貯水された大量の水は近くの断層に圧力を形成し、地震発生の時間を早めた、あるいは地震の強さを大きくした可能性があるという。

 昨年5月12日にM7・9の強震が四川省を襲い、7万人以上が死亡、500万人が帰る家を失った。一部の科学者は震源地から5・5km離れた紫坪鋪ダムに注目した。なぜならダムから550m離れた地点に一本の断層が存在するからだ。

 四川地質鉱産局首席エンジニアの范暁氏は、紫坪鋪ダムは3億1千5百万トンの水が貯水されており、それが地震中に何らかの影響を及ぼしたと話す。四川省では地震は珍しいことではないが、このように大規模な地震は珍しく、数千年も発生していなかったという。

 范氏は、もし紫坪鋪ダムがなかったら今回の地震はなかったとは言わないが、ダムにより地震の規模が大きくなった、あるいは発生時間が早まった可能性がある事を強調した。

 大量の貯水は近くの断層に圧力を作り地震を引き起こす。これは記録にあることだ。地震専門家は圧力が断層付近の地殻プレートにさらに強くぶつかり合うことを引き起こすと話している。文献によれば1967年インドのコイナダムがM6・4の地震を引き起こし180人以上が死亡しているそうだ。

 四川省の地震は規模の大きなものが多く、紫坪鋪ダムも原因の一つであるという説が数カ月も討論され続け、先月も科学雑誌が関連報道を発表している。

 もちろんこのような説を信用できない人も多い。中国地震局のある研究員はダムには地質活動に対しマイナス面もあるが、プラス面もある。しかしそれが地震を引き起こした原因に結び付けてしまうのは少し大げさであると話している。

 英国地質研究所の学者Musson氏も、汶川大地震の規模の地震はダムが原因では起きない。紫坪鋪ダムはせいぜい地震の発生時期を早めたにすぎないと話しているという。

 
(翻訳・坂本)


 

 (09/02/10 01:54)  





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