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中国共産党元老が連名文集 胡耀邦の名誉回復呼びかけ

 【大紀元日本4月13日】中国共産党政治界元老が12人、香港で文集を出版し、亡き中国共産党の元総書記・胡耀邦氏の完全な名誉回復を呼びかけ、そして、鄧小平執政期の一連の改革の誤りの是正も提起した。

 香港誌「アジア・ウィークリー」によると、本年4月15日で元中国共産党元総書記・胡耀邦氏の逝去20周年を迎える。李鋭氏や胡績偉氏、謝韜氏、何方氏、その他の中国共産党政治界元老の合わせて12人が香港で文集「胡耀邦と中国の政治改革---12人の先輩共産党員の再考」を出版し、胡耀邦氏と趙紫陽氏の名誉回復を呼びかけた、これをきっかけに、中国社会改革を推進し、「天安門事件」の見直しと人権の確保を求めるのが目的であるという。北京誌「炎黄春秋」も胡耀邦氏逝去20周年に寄せる文章を掲載した。しかし、米国ニューヨークを拠点とする雑誌「北京の春」編集長・胡平氏は、中国共産党元老が胡耀邦氏の名誉回復を呼びかけた文集を出しても、中国当局高層部がそれを実行するわけではないと指摘した。

 「改革派の指導者」「党内民主派の旗」と呼ばれる中国共産党元総書記・胡耀邦氏は党内少数の民主を提唱し、中国共産党独裁の政治体制に挑戦した改革派であった。しかし、独裁体制に挑戦した同氏は孤軍奮闘で、結局排除され、民主改革を達成できずに20年前に亡くなった。胡耀邦氏の逝去は「天安門事件」や、全国範囲の民主運動のブームを引き起こした。結果として、民主運動は中国共産党の戦車、機関銃による流血鎮圧で失敗したが、中国民主に尽くした胡耀邦氏の功績は、中国民衆から忘れられることはなかった。20年経った今、中国共産党元老は連名で胡耀邦氏を記念する文集を出版した。文章を寄せたのは、元中顧委委員・李鋭氏、「人民日報」元社長・胡績偉氏、もと中国社会科学院大学院第1副院長・謝韜氏、中国社会科学院日本研究所元所長・何方氏、中国共産党中央宣伝部元報道局長・鍾沛璋氏を含め合わせて12人。ワシントン在住の社会学家・劉暁竹氏は、もし胡耀邦氏の名誉回復ができたら、それは中国政治改革と立憲政治のシンボルになると指摘した。

 12人の中国共産党元老は文集の中で、まず胡耀邦氏への徹底的に名誉回復からスタートしてから趙紫陽氏(「天安門事件」の時に学生の民主運動を応援した民主派政治家、当時の鄧小平総理により免職、その後 逝去まで監禁された)の名誉を回復し、徐々に「天安門事件」の名誉回復を図り、憲法の地位を高め、人権を確保して、中国の社会改革を推進するよう提案した。

 この提案に対し、劉暁竹氏は胡耀邦氏の完全な名誉回復において、最も敏感な問題は多くの学生と民衆が銃殺された「天安門事件」を見直し。胡耀邦氏の名誉回復を実際に行えば今の中国政権に大きな衝撃になる。つまり、胡耀邦氏は改革、開放、民主、党内の進歩派の力を代表している。この力が形になると今の胡錦涛独裁政権に大きな脅威となると分析した。

 胡平氏は、胡耀邦は中国共産党内ではまれに見る見識ある指導者であり、改革派指導者で、現代中国がモデルチェンジする際に現れた重要人物であると評した。89年同氏の逝去は大規模な学生運動と民主運動の引き金になったが、民主化運動は北京当局の流血の弾圧を招いた。

 「炎黄春秋」本年第4号は、李鋭氏の文章「胡耀邦に学ぶ」を掲載し、胡耀邦氏は歴史の公正な評価を得るべきだと主張し、中国共産党史上画期的な人物で、歴史を推進した総書記であるとした。

 胡平氏「中国共産党は今もちろん胡耀邦氏の名誉を回復する気はない。各方面の圧力がなければ、例えば、党内や民間の圧力がなければ、あるいは圧力が弱ければ、今の共産党独裁政権は胡耀邦氏の名誉回復はしないだろう」と指摘した。

 
(翻訳編集・楊J)


 (09/04/13 06:40)  





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