【大紀元日本5月26日】毎年100万人以上の日本人観光客が訪れ、民間レベルにおいて日本との交流が盛んな台湾。訪れるたびに、人々のエネルギーと食文化の豊かさに圧倒される。台湾人たちの温かい笑顔から、どことなく「親日」を感じるのは、私だけではないだろう。
2009年6月公開の映画「台湾人生」は、台湾が日本統治下にあった時代に、日本語で教育を受けた台湾人、いわゆる「日本語世代」と呼ばれる人たちに焦点を当てたドキュメンタリー。彼らへのインタビューを通して、大国の思惑に翻弄されてきた台湾の歴史が見えてくる。
インタビューに登場するのは、日本の統治、戦後の国民党支配という激動の時代に青春期を送った五人の台湾人。幼いときに日本人が経営するコーヒー農園で働いていた楊足妹(ヤンツィーメイ)さん。台湾原住民で、国会議員を努めた塔立國普家儒漾さん(タリグプジャズヤン)さん。学生の頃、クラス一おてんばだったが、優秀だったので当時ではめずらしく女学校へ進学することができたという陳清香(チンセイコウ)さん。台湾総統府や台北二二八記念館でボランティア解説員を務める元日本兵の蕭錦文(ショウキンブン)さん。貧しさから中学中退を考えていたが、当時の日本人の先生が5円札をくれたので、涙を流したという宋定國(ソウテイコク)さん。彼らの心には、今でもしっかりと「日本」が根付き、日本に親しみを感じながらも、それだけでは済まない複雑な思いを伝える。
日本人、特に若い世代に見てもらいたい作品。重みのある彼らの言葉が、ひとつひとつ心に響く。戦後大きく価値観が変わった今でも、彼らの真摯な生き方、そして人生観には誰もが共感するだろう。
「台湾人生」
監督:酒井充子
配給・宣伝:太秦株式会社
2009年6月27日ポレポレ東中野にてモーニングショー
http://www.taiwan-jinsei.com/
(牡丹)
(09/05/26 01:47)
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