印刷版   

米大陸・五大湖のひとつ、ヒューロン湖(ネット写真)

米大陸ヒューロン湖、湖底より人類活動の遺跡発見

 【大紀元日本6月16日】米ミシガン大学研究チームは、カナダ・ヒューロン湖の湖底から、9千年前の人類の活動跡を発見したと発表した。同チームによると、発見したのはカリブー狩猟のための建造物で、考古学教授のジョン・オシェア氏(John O’Shea)は「湖底からこのような建造物を発見するのは初めて」と述べた。

 1万年から7,500年前、ミシガン州Alpena (アルピーナ)とオハイオ州Amberley(アンバリー)の辺りには分水嶺があり、水位が低かったため、この場所は橋だったと考えられている。科学者らは、この場所が昔、亜北極圏のような気候だったことから、カリブーを狩るためのなんらかな痕跡が存在しているはずだと考えた。亜北極圏のハンターたちは通常、カリブーを狩って生活をしているからだ。

 オシェア教授らは最初に、コンピューターでまだ湖がなかった時代、古代の様子を再現した。カリブーが点在する様子をシュミレーションで分析し、3箇所の調査場所を決定した。彼らはソナーやビデオカメラを備えた最新の探索機で、湖底を丹念に調査した。

 その結果、オシェア教授らはヒューロン湖の湖底に、狩猟のための落とし穴やキャンプ、カリブーを追い込むための通路、石の堆積物などの特徴を発見したという。湖底の遺跡は、文明の発達や農作などによって損なわれていないため、他にも重要な発見があると期待されている。

 パレオ・インディアン(Paleo-Indian、アメリカン・インディアンの祖先とされる)は、狩猟・遊牧民族だったが、アーケイック期(前8000~前300年)になると、人々は定住し、コミュニティーを形成したり、経済の発達もみられた。オシェア教授は、パレオ・インディアンがなぜアーケイック期まで変化したのかを分析するために、この時代の考古学的発見が欠かせないと述べ、「だから保存状態のいい湖底の遺跡は、重要なんだ」と語った。

 この論文は、「Proceedings of National Academy of Sciences」に掲載されている。

(記者・鄒振糧、翻訳編集・田中)

 (09/06/16 00:10)  





■関連文章
  • 【バンクーバー通信】日加修好80周年記念、バンクーバー市役所に日本庭園(09/06/13)
  • 中国四川省:土地陥没、深さ4メートル「巨大穴」(09/06/07)
  • カナダ各党派議員、中国人権侵害・公聴会開く(09/06/02)
  • 脳の不思議:ボーっとしている時ほど、直観に優れる?(09/05/29)
  • 中国汚職役人:逃亡先は米、カナダ、豪州に集中(09/05/11)
  • 中国人権問題言及すれども、貿易関係に影響せず=カナダ国際貿易相(09/04/19)
  • カナダ研究チーム、無害ウイルスのガン治療効果を発見(09/04/19)
  • 欧州議会、法輪功弾圧問題に関する公聴会開く(09/04/17)
  • カナダ:訪中の貿易大臣に、法輪功弾圧問題を陳情(09/04/10)
  • 中国核実験、32年間で46回も(09/03/28)
  • カナダ元司法大臣ら、中国人権弁護士の釈放求める(09/03/06)
  • 全面的に悪化する中国経済、成長モデルの維持は困難(09/02/10)
  • BBC国際世論調査:カナダ好感度急増、日本4位(09/02/08)
  • 北京のリズムに合わせずに踊ろう(09/01/20)
  • カナダ元トップ・バレリーナ、神韻の魅力を語る(09/01/17)