【大紀元日本8月8日】湖南省瀏陽市鎮頭鎮では、化学製品工場のカドミウム汚染により、村人2人が異常死した。村民らが7月29日から鎮政府と公安局派出所を包囲し、連日大規模な抗議を行った。村民らの怒りを沈めるため、当局は8月1日、瀏陽市環境保護局局長と副局長を停職処分、カドミウム汚染が起きている湘和化学工場には閉鎖・生産停止処分の決定を通達した。
住民たちの訴えでは、同工場が2004年4月に稼働して以来、周辺の樹木は広範囲にわたり枯死し、一部住民には全身の虚脱感、眩暈、息苦しさ、関節痛などの症状が次々と現れたため、2009年4月に生産停止となったという。
生産停止から1カ月後、付近にある双橋村で44歳の村民が突然死亡した。湖南省労働衛生所の検査の結果、死亡者の体内からは基準値をはるかに上回るカドミウムが検出された。また、別の61歳の村民は、突然呼吸系統に問題が現れ入院したが、まもなく死亡した。この患者の尿中カドミウム値は参考値の4倍に達していたという。
カドミウムは柔らかく展性に富む金属で、沸点が高く顔料や二次電池の電極などに使用されているが、近年はその毒性が懸念され忌避される傾向にあるようだ。
調査によると、現地の湘和化学工場が工場周辺地区をカドミウムにより深刻に汚染し、7月31日までに尿検査を受けた現地住民2888人中509人から基準を超えるカドミウムが検出されたという。
汚染土壌で栽培された農作物による二次汚染を回避するため、現地では汚染された田畑を鑑賞用植物栽培へと変える計画を立てているという。また汚染源1200m以内にある作物はすべて売り物にならない状態であり、3年間は農作物を栽培することができないといわれている。
鎮頭鎮の住民は先月29日、鎮政府の建物と派出所を包囲し、湘和化学工場の汚染事件に対する現地政府職員の無関心さに抗議した。
連日抗議している村民らの怒りを沈めるために、長沙市委員会書記は8月1日、村民代表と対話を行い、環境保護局、公安及び安全監督等の部門職員の参加する共同グループを派遣。同鎮に駐在、調査を行わせているようだが、地方政府により情報は封鎖されている状態だ。
現在同工場の法人代表はすでに拘束され、瀏陽市環境保護局局長と副局長も停職処分となり、関連責任者も調査を受けているという。
 | | 村民は、当局が環境を顧みないことに抗議した。(ネット写真) |
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 | | 中毒患者の様子(ネット写真) |
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(翻訳編集・坂本)
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