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カーディル議長ドキュメンタリー上映決定、中国反発=台湾高雄映画祭

 【大紀元日本9月22日】台湾の高雄市は、世界ウイグル会議ラビア・カーディル議長のドキュメンタリー『愛の10条件』を、10月16日から開催される「高雄映画祭2009」で放映することを決定した。これを受けて、高雄に滞在する予定だった中国大陸からの観光団体のキャンセルが相次いでいる。中国当局の抗議行動に対して、高雄市長・陳菊氏は19日、ドキュメンタリーの上映は予定通り行うとし、観光に影響を及ぼした面では、政府が別途に対策を講じると表明した。

 中央社によると、陳市長は閣僚との話し合いを経て、高雄映画祭は独立したものであり、政府は開催者の作品選択および運営方式を尊重するとし、計画通りドキュメンタリーの上映をすることにしたという。台湾行政院・呉篤義院長は、高雄市政府の決定を尊重すると表明。また、台湾行政院新聞局・蘇俊賓局長は、法律に違反することがなければ、政府は上映する映画の内容の干渉・制約はできないとし、主催側の判断を尊重すると言明した。

 一方、旅行関係者は、ダライ・ラマの訪台や今回のドキュメンタリー上映によって、高雄の観光ホテルは、中国大陸からの観光団体のキャンセルが相次いだと指摘。これに対して、高雄市の陳市長は、旅行関係者の立場に立った観光販促案を講じると強調した。陳市長の意見に賛同する高雄市観光局の林昆山局長は、旅行およびホテルの予約率を向上させる案を提出する意向だ。

 高雄映画祭は10月16日より29日まで開催される。『愛の10条件』の上映日時は未定である。

(翻訳編集・余靜)

 (09/09/22 05:00)  





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