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伐採された三本の木(GREG WOOD/AFP/Getty Images)

三本の木の夢

 【大紀元日本4月5日】ある森の中で、嬉しそうに夢を語っている三本の木があった。一番目の木は次のように語った。「将来、宝石箱に作られることが夢なんだ。箱は精巧に彫刻され、金と玉で飾られた象眼作りにしてもらうのさ。中には真珠と宝石がいっぱい積まれ、人々を惹き付けるんだ」。二番目の木の願いは、「将来、世界で最も大きい船に造られ、王公貴族を乗せて、波風にも負けず、世界を航行したいんだ」。三番目の木が夢見ているのは、「一番高く、そびえ、神様に最も近づくことなんだ」。彼らは皆、自分の夢に向かって努力していた。

 ある日、何人かの大工たちがやって来て、この三本の木を伐採した。一番目の木は飼い葉桶に作られ、馬屋に置かれ、中には飼い葉がいっぱいに積まれた。彼は毎日飼い葉のにおいと馬の叫び声と人の大声に囲まれながら、時々、すでに遥かに遠くなった真珠や宝石に包まれる貴族生活の夢を思い出した。しかし、ここを行き来している人たちはみんな貧しかった。甚だしきに至っては、一人の赤ん坊が飼い葉桶の中に産み落とされたことさえあった。

 二番目の木は切られた後に、1艘の小舟として造られた。彼の世界で一番の巨船になる夢想は、すでに水泡になってしまった。ある日、彼は人々を乗せ海上で航行した時、突然荒波に見舞われ、揺れが止まらなかった。そのとき一人の平民の服装をした人が甲板の上で波間に向かい、「静かにしてください!」と叫ぶと、波風はようやく止まった。彼は突然分かった、この人は王の中の王である。

 三番目の木は使う用途が決められなかったために、いくつの節に切られて倉庫に放り投げられ、放置された。倉庫で見捨てられ、時には人々に蹴られ、あちこち転がり、腐り始めた。ある日、執行される一人の死刑囚の苦痛を強めるため、彼をその死刑囚に背負わせてから、この男を十字架に釘打ちにした。

 あれから、三本の木々は皆分かった、彼らの夢想はすでに叶えられた。一番目の木の桶の中に産み落とされた赤ん坊は無上の宝であり、二番目の木の船が乗せたのは世の王者であり、三番目の木は神様と一体化できたのである。実は、神様が私たちに按配してくれたのは、すべて一番良いものである。

(翻訳編集・李頁)


 (10/04/05 05:00)  





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