【医学古今】 鼻水に命門のお灸

2013年03月14日 07時00分

【大紀元日本3月14日】鼻水は鼻粘膜の分泌異常によって起きる症状で、現代医学では耳鼻科で治療しますが、漢方医学の場合、鼻は肺の付属器官だと考えています。ですから、鼻の症状は肺の状態を調節しながら治療します。

 それ以外に肝、胆、胃、大腸の経絡も鼻や副鼻腔の周囲を通っていますから、鼻の症状はこれらの臓腑の状態を考えて治療する場合もあります。

 もう一つ陽気不足によって起きる鼻水があります。このような患者は、鼻詰まりやくしゃみなどの症状がなく、普段鼻の異常をほとんど感じません。しかし、ちょっと寒くなり体が冷えると、透明の水のような鼻水がたくさん流れるように出てきます。症状は一見重いようですが、いったん体が暖まれば鼻水はすぐ止まり、異常もほとんど感じなくなります。

 このような鼻水は督脈の陽気が弱くて津液運行をうまく管理できないことによって起きる症状だと考えられています。これに対しては命門穴のお灸で速やかに症状を改善することができます。

 命門穴は督脈のツボで、第2、3腰椎後突起の間にあります。ここに米粒ぐらいのモグサで3回ほどお灸をすえれば、すぐに症状の改善が見られます。  
 

 (漢方医師・甄 立学)

 

 

 

 

 

 

 

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