中国の偽薬100万錠、スイスで押収 「まったく有効成分がない」

2013年10月19日 16時00分
【大紀元日本10月19日】スイスのチューリッヒ空港でこのほど、大手製薬会社ファイザーの精神安定剤ソラナックス(Xanax)の偽薬計100万錠が摘発された。出荷元は中国、輸送先はエジプト。英BBC放送が18日報じた。

 スイス当局の発表によると、問題の薬品は4つの箱に詰められ、総重量は約400キロ。すでに全部処分されたという。 

 ソラナックスは抗不安薬で、心身症のほか、パニック障害、強迫神経症の治療にも使われている。

 スイス当局によると、これらの偽薬には有効の成分がまったく含まれていないが、「見た目では真偽を判断するのがとても難しい」という。

 世界保健機構(WHO)によると、アフリカやアジア、南米などの多くの国では、市場で出回っている医薬品のうち、一般の鎮痛剤から致命的な病気の治療薬まで、約3割は偽物だという。

 昨年末の英紙ガーディアンの報道は、「アフリカでマラリアを撲滅できない主要な原因は、中国からの偽薬にある」と報じた。中国政府はこの報道に強く反発し、外交部の報道官は当時、「まったく根拠がない」と反論していた。

(翻訳・叶子)


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