習主席の肉まん効果か 庶民派路線をアピール幹部続出

2014年02月10日 11時55分
【大紀元日本2月10日】習近平国家主席が昨年12月、北京市内にある肉まん店の列に並んで、21元(約340円)の昼食をとった。庶民派路線をアピールする習主席を見習ったのか、「予告せず」「悪天候にも関係なく」市民と「苦楽を共にする」幹部が各地で相次いだ。

 旧正月明けの7日、寧夏回族自治区の李健華党委書記が雪かきに参加したと報じられた。地元紙は「厳しい寒さにもかかわらず、李書記は市民とともに歩道の積雪を取り除いた」、「市内各所に一所懸命、雪かきをする自治区の幹部の姿があった」「現場は熱気に包まれている」、「自治区の劉慧主席は雪かきをしながら、隣にいる市民と交流した」とその光景を描写した。

 北京紙・新京報は、道路掃除は「庶民派」幹部が愛用するアピール方法だと指摘。技術的に難しいことがなく、手を使いながら市民と交流できるなど「一石二鳥」を狙えるのがその理由である。

 さらに、このタイプの記事を作成する時にテクニックが必要。まず「厳しい寒さにもかかわらず」など困難を強調する。そして、「一所懸命」、「全力で」、「熱気に包まれる」などの修飾語を多く並べる。最後に「・・・しながら・・・」など小学生レベルの文型を活用しないといけない、と同紙は指南した。

 雨の中でバスに乗車した南京市長も伝えられた。「バスなどの公共交通機関では、たくさんの市民に囲まれるという視覚効果を得られるため、これも幹部が庶民ぶりをアピールするためにもってこいの手段だ」と新京報は解説する。そして、報道の際、「運賃は自分で払った」、「事前の知らせがなかった」などの内容をかならず盛り込む。

 同じ7日、江西省の強衛省委書記は「強い風と雨にもかかわらず鉱山を訪れ、食堂で豆腐、チンゲンサイが入った魚定食を食べながら従業員と交流した」(江西日報)。新京報は「前述の例と同様、困難を強調する[強い風と雨]や市民と交流を図ったことが必須条件。魚料理、豆腐、チンゲンサイなど細かな描写もお忘れなく」と詳しく記事作成の攻略を伝授した。

 ちなみに、習主席が訪れた肉まん店はその後、市民が殺到し一躍有名店になった。「もしかして魚定食も人気になるかもしれない」と新京報は「期待」を込めた。最後に「人気取りのためのショーとは言え、これも一つの進歩。ショーもやりたくないなら、市民の要望に全く興味がないということだ」と締めくくった。

 しかし、市民の声は厳しかった。「市民に選ばれて幹部になったわけではない。市民に向けてのアピールだと思ったら大間違い」と切り捨てた。

(翻訳編集・高遠)


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