中国の大学付属病院も臓器狩りに関与か 医療関係者が証言「年間2000件以上」

2014年03月18日 14時53分
【大紀元日本3月18日】法輪功学習者を対象に行われた強制的な臓器移植が中国の有名大学の付属病院で行われていた。在米中国専門家・楊光氏はこのほど、知人の医師からの話として大紀元に語った。2006年に明るみに出た法輪功学習者をターゲットとする臓器狩り事件を裏付ける新たな証言が浮上した。

 楊氏の知人は中国のある大学付属病院の副院長を務めており、主に医療機器や医薬品の購買、病院の血液バンクの血液調達や血液型の適合、移植臓器の手配や価格設定、外国人の臓器移植や宿泊施設の手配など移植に関連する業務を主管していた。

 この大学に二つの付属病院があり、それぞれ医療廃棄物を処分する焼却炉がある。臓器を摘出された法輪功学習者の遺体がその後焼却処分されたという今までの情報からみれば、この病院で臓器移植を行うことが可能である。

 この副院長の話によると、二つの附属病院で毎年2000件以上の臓器移植が行われていたという。特に共産党の高官及びその親族らは死刑囚の臓器を毛嫌いし、若者の臓器を要求している。死刑囚の臓器はほとんど、外国人の患者に提供している。移植費用は臓器の種類、手術の難易度、外国人患者の身分や社会的地位などに応じて決まる。通常の場合、50万から100万ドル(約5000万円から1億円)かかる。外国の富豪や政治家で、しかも急を要する場合、値段は200万ドルに跳ね上がる。ある日本人女性は若い女の子の肝臓を指定、移植したため、500万ドル(5億円)を払った。

 この副院長はまた、「2000年から、瀋陽の法輪功弾圧実行機関610弁公室は法輪功学習者の臓器の提供を開始した。学習者たちは、名前で呼ばれず、性別、年齢と番号だけで区別する。病院側は、血液採取のために刑務所、強制労働所などの施設に医療スタッフを派遣した時、私は医療機器、薬物、冷凍・保温設備及び医用車両を用意したため、すべての記録を持っている」と述べた。

 副院長は「この二つの付属病院では毎年、2000から3000例の臓器移植手術を行っていた。大量の生きた人間から提供された臓器バンクがあるため、血液型適合の供給者を探す所要時間は長くとも1カ月以内、早い場合は48時間内でできる。610弁公室に連絡すれば、直ちに対象の臓器供給者を車で病院に連れて来てくれる。血液型の適合を確認した後、移植手術を行う。一般的に肝臓、腎臓と角膜等の移植手術を同時に行う。術後の遺体を焼却炉で処分する。私たちは遺体が番号付きの法輪功学習者とだけ知っている。移植手術から処分までの全過程は610弁公室の職員の立ち会いのもとで行われていた」と述べた。

 さらに、「その他の病院の臓器移植状況を聞くことを禁止され、外部に自病院の臓器移植状況を漏らしてもいけないと言われた。毎年行われた2000例以上の臓器移植手術の番号とデータは年末に上級の共産党委員会に報告した後、すぐに610弁公室の職員の監督下で全部削除した」と証言した。

 多くの法輪功学習者は強制労働収容所に監禁された時、理由を告げられることなく血液検査を受けていた。楊氏は、血液の適合者がその後この世界から謎のように姿を消されてしまうだろうと話した。

 これまでの資料によると、法輪功が弾圧された1999年以来、中国で行われた臓器移植の件数が、急激に上昇している。国際人権団体「アムネスティ•インターナショナル」の推定では、2000年から2005年の6年間で、約41500例の移植手術の臓器が出所不明である。しかし、2007年になると、移植手術の数は突然半分に減少した。これは2006年に臓器の出所が法輪功学習者であることが暴露されたためとの見方が大半を占めている。

 最近、中国当局の法輪功迫害を主導する610弁公室のトップ李東生氏や法輪功迫害を発動した江沢民一派の高官らが相次ぎ失脚し、弾圧の急先鋒である周永康前中央政法委トップも調査を受けていると伝えられている。容疑はいずれも重大な紀律違反があったと発表されていたが、法輪功弾圧に加担したために罪を問われた可能性も否定できない。

(翻訳編集・王君宜)


 

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