中国舞踏家、「九評」所持で国外追放

2005/10/09
更新: 2005/10/09

【大紀元日本10月9日】オーストラリア全国ネット放送局「セブン・ニュース」の報道によると、シドニー・ダンス・カンパニー(SDC)のメンバー、王学軍氏が大紀元発行の「中国共産党を評する九つの論評(九評)」を所持していたとして中国から国外退去を言い渡された。

オーストラリア市民で、ベテランの舞踏家でもある王氏はダンスと歌のアンサンブル、「ムーラン」に出演するために上海を訪れていた。彼はそのリハーサル中、所持していた「九評」を中国市民に渡したとして、中国警察に囲まれた。

SDCディレクター、グレアム・マーフィー氏がオーストラリア領事へ助けを求めたが、結局王氏は中国から国外追放となった。

王氏は「私は、中国で起きている悪い事件や、中国共産党が犯してきた様々な悪事などを話し、一人の男性に『九評』を渡しただけ。この本が中国で違法だとは知らなかった。オーストラリアでは、ジョン・ハワード首相が嫌いであれば嫌い、と堂々と言うことができる。しかし、中国では同じように政府を批判することができない」と語った。

関連特集: