【大紀元日本4月7日】大手家具販売企業イケア(IKEA)は4月はじめ、中国の店舗で顧客が展示品で居眠りするマナーの問題について、購入意図のない長期利用を禁止すると告知した。しかし状況は変わらず、各店舗では相変わらずベッドやソファなどで熟睡する客が絶えない。北京青年報などが伝えた。
同紙によると、禁止令が出された後も、北京にあるイケア西紅門店には、来店客がひと目をはばからず、家にいるかのように振舞っていた。ソファには足を投げ出しうたた寝する人、ベッドの展示品では、靴を脱ぎ布団をかけて熟睡するものもいる。
ベッドに横たわっていた中年女性に、同紙は話を聞いた。デパートで買い物した後に歩き疲れると、イケアに来て就寝するという。ベッドは心地よく、この女性の姉妹たちも習慣的に休みに来ると話した。
大人以上に、子供の休憩席になっていることも同紙は指摘する。ベッドの利用者は乳幼児連れの家族も多く、広いイケア店舗を回り、疲れた子供を寝かせるのに展示品のベッドが利用されている。
従業員はたびたび就寝している利用者を注意するものの、効果が出ていない。ある人は聞く耳をもたない。たとえ起きて移動しても、また別の展示品で寝始めるという。
(翻訳編集・佐渡 道世)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。