米国、国連の対北朝鮮制裁に基づくブラックリストを提案

2018/02/26
更新: 2018/02/26

[国連 23日 ロイター] – 米国は23日、北朝鮮に対する国連の制裁に基づきブラックリストに載せるべき対象リストを提出した。「北朝鮮が石油を入手し石炭を販売するために海上で行っている違法な密輸入を停止させる」のが目的だという。

ヘイリー米国連大使は「われわれは北朝鮮の体制に対する圧力を強めており、同国が方針を転換するまで、同盟国との協力や国連経由などで、利用可能なすべてのツールを使うだろう」との声明文を公表した。

トランプ政権は23日、北朝鮮の核・ミサイル開発への圧力を強めるため、同国に対する過去最大級の制裁措置を発表した。

国連安全保障理事会は2006年以降、北朝鮮への圧力を拡大し、核開発やミサイル計画の資金源を断とうとしている。北朝鮮からの石炭、鉄、鉛、繊維製品、海産物などの輸出に加えて、北朝鮮による原油、石油製品の輸入を禁じた。

国連安保理の制裁委員会の運営は非公開で、米国はブラックリスト掲載対象の詳細を明らかにしていない。

Reuters
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