[ソウル 5日 ロイター] – 韓国ロッテグループの辛東彬(重光昭夫)会長が贈賄や背任などの罪に問われた裁判の控訴審で、ソウル高裁は5日、懲役2年6カ月、執行猶予4年の刑を言い渡した。同会長は保釈された。
一審では実刑判決を言い渡されていた。
同会長は、免税店事業で便宜を受けるため、朴槿恵・前大統領の親友が管理する基金に70億ウォン(620万ドル)を提供したとして有罪判決を受けたが、ソウル高裁は「最高権力の座にあった前大統領の要請を直接断るのは難しかった可能性がある」との判断を示した。
ロッテグループは、保釈の決定を歓迎すると表明した。
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