インドネシアがソーシャルメディア制限、暴力あおる投稿阻止へ

2019/05/23
更新: 2019/05/23

[ジャカルタ 22日 ロイター] – インドネシアは、大統領選の公式結果を受けて首都ジャカルタで混乱が続く中、偽情報の拡散や暴力をあおる投稿を防ぐためソーシャルメディアの利用を一部制限した。

ファクトチェッカーによると、先月行われた大統領選でのジョコ大統領の再選が確定した21日以降、ソーシャルメディアでは偽情報や暴力をあおる投稿が急増している。

ジョコ氏に敗れた野党候補プラボウォ・スビアント氏の支持者による抗議デモでは6人の死者が出ている。

ウィラント調整相(政治・法務・治安)は、挑発や偽ニュースの拡散を防ぐため、ソーシャルメディアの一部機能の使用を制限すると表明した。

ツイッター<TWTR.N>やフェイスブック<FB.O>、フェイスブック傘下のインスタグラムおよびワッツアップなどへの動画や写真の投稿が制限される。

ルディアンタラ通信・情報相は、「感情」をあおるビジュアルコンテンツを抑制することが目的で、一時的な措置だと説明した。

Reuters
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