トランプ氏、北朝鮮のバイデン氏批判に同調 国際舞台で表明

2019/05/28
更新: 2019/05/28

[東京 27日 ロイター] – トランプ米大統領は27日、ジョー・バイデン前副大統領を個人的に厳しく批判した北朝鮮に同調する姿勢を示し、仲間の米国人ではなく、海外の独裁者を支持しているとの批判をかわした。

来日中のトランプ氏は、記者会見で「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、バイデン氏のことをIQが低いと指摘した。おそらく彼の経歴に基づくとそうだろう。私は金委員長に同意する」と語った。

トランプ氏は26日にも同様のメッセージをツイッターに投稿していた。国際舞台で改めて北朝鮮側を支持する姿勢を表明したことで、米国内では大統領への批判が強まっている。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は先週、これまで北朝鮮に批判的な姿勢を取ってきたバイデン氏を厳しく批判した。

トランプ氏は、来年の米大統領選に出馬表明し民主党の有力候補となっているバイデン氏への批判を強めている。

大統領選への出馬を表明した民主党のエイミー・クロブシャー上院議員はツイッターで「これは米国の強さを示すものではない。まだディールを得ようとトランプ氏はバイデン氏やボルトン氏、(同盟国の)日本よりも金委員長を支持している」と批判した。

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は先週、北朝鮮の最近のミサイル発射について「間違いなく」国連安全保障理事会の決議違反だとの見解を示した。一方、トランプ氏は27日、ボルトン氏を暗に指し、見解が異なると指摘した。

Reuters
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