米、イランが権益攻撃なら武力行使=フック特別代表

2019/05/31
更新: 2019/05/31

[ドバイ/ロンドン 30日 ロイター] – 米国務省のフック・イラン担当特別代表は30日、イランが米権益を攻撃した場合、武力で対応すると明言した。

サウジアラビアで開かれるアラブ諸国の緊急首脳会議では、サウジの石油施設を狙ったドローン攻撃や同国のタンカー攻撃などについて討議される。イランはいずれへの関与も否定している。

こうした中、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、米国としてイランの体制変更を求めていないと強調した上で、イランの脅威は払拭されていないが、米軍の速やかな展開が抑止となっているとの見方を示した。

フック代表は、中国とインドによるイラン産原油輸入に関する質問に「イラン産原油禁輸を巡り、これ以上の適用除外措置は実施しない」と強調。昨年11月から5月までに適用除外措置の制限を越えて輸入した国は制裁の対象になると述べた。

Reuters
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