米、イラン産原油の輸入国に制裁=フック特別代表

2019/06/29
更新: 2019/06/29

[ロンドン 28日 ロイター] – 米国務省のフック・イラン担当特別代表は28日、イラン産原油を輸入する国に対しては制裁を加えると明言した。

同氏は記者団に対し、中国にイラン産原油が販売されているとの報道を調査するとした上で「イラン産原油禁輸の適用除外は現時点で打ち切られており、イラン産原油のあらゆる違法購入に対して制裁を課す」と語った。

またイランは制裁逃れのためにフロント企業を利用しているほか、海事法に抵触した違法な原油輸出を日常的に行っていると指摘した。

ロイターは5月、米政府が対イラン経済制裁を強化し、イラン産原油の全面禁輸措置を講じているものの、イランがなお25万─50万バレルの原油の輸出を続けていることが判明したと報道。業界筋によると輸出先の大半はアジアで「インドや中国」に流れているもようだ。[nL4N22T3PY]

 

 

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Reuters
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