米国務長官、EU次期首脳らと会談 米欧関係「リセット」目指す

2019/09/04
更新: 2019/09/04

[ブリュッセル 3日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は2─3日にベルギーで欧州連合(EU)のフォンデアライエン次期欧州委員長やミシェル次期大統領などと個別に会談を行った。米国のソンドランドEU代表部大使は3日、会談は米国とEUの関係を「リセット」する目的で行われ、非常にうまくいったと説明した。

ソンドランド氏は「米国とEUの関係リセットに向けてEUの4首脳と会談するという目的だけのために今回の訪問をした」と述べた。

ポンペオ氏は、フォンデアライエン次期欧州委員長、ミシェル次期大統領に加え、EUの外相にあたる外交安全保障上級代表に就任するスペインのジョセップ・ボレル氏、欧州議会のダビド・サッソリ新議長とも会談した。

米国の英EU離脱への支持や、トランプ氏のEU軽視姿勢、EUが支持する協定からの米国の一方的な離脱などを受け、米EU関係は悪化している。

ソンドランド氏は、EU主要機関である欧州委員会、欧州議会、および欧州理事会を運営するために選ばれた新たなチームは、指導者としてのトランプ米大統領のスタイルに慣れていると指摘し、トランプ氏と共に働く用意があると述べ、「同じ目的を共有しているが、異なる戦略を持っているという認識がある」と説明した。

Reuters
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