疑惑の韓国法相候補、国会聴聞会で法・検察改革に意欲

2019/09/06
更新: 2019/09/06

[ソウル 6日 ロイター] – 韓国国会は6日、娘の大学不正入学などの疑惑が浮上している曺国(チョ・グク)氏の法相指名に関する聴聞会を開いた。曺氏は、法務省と検察の改革を成し遂げることが自分の責務と述べた。

曺氏は、娘に関する疑惑に関し、若者を失望させたとして「深い謝罪」を表明。だが、法務省と検察の改革を成し遂げることが自分の責務と述べ、若者の機会平等のために取り組む姿勢を示した。

ソウル大学など有力大学の学生らは、曺氏に法相指名辞退を求める抗議集会を開いた。

曺氏を巡るスキャンダルは、2017年の大統領選挙で文在寅(ムン・ジェイン)氏や与党「共に民主党」を支持した若年層を失望させた。

9月3─5日に実施された世論調査では、文大統領の仕事ぶりを評価しないとする回答が49%を占めた。評価しない理由に曺氏への法相候補指名を挙げたのは、そのうちの21%で、前週から6%ポイント上昇。評価しない理由として、景気低迷(22%)に次ぐ2番目となった。

Reuters
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