大紀元時報

新型肺炎、中国各地で一部規制緩和 観光地やお店に市民殺到 

2020年02月25日 16時10分
四川省広元市では2月21日、多くの市民が利州広場に出かけた(ネット写真)
四川省広元市では2月21日、多くの市民が利州広場に出かけた(ネット写真)

中国では一部の地方政府が外出規制を緩和したため、飲食店や観光地に市民が殺到した。中には、マスクを着けない人も多くいた。ネット上では、新型コロナウイルスのまん延が収束していないため、感染が一段と広がる恐れがあると批判の声が相次いだ。

新型肺炎の感染者が多く出た湖北省に隣接する江西省当局はこのほど、省内の企業や商店に対して操業・営業の再開を促した。当局は、従業員に健康証明の提出を求めず、湖北出身者以外の従業員に対して隔離する必要はないとした。

江西省内の各市場で営業が再開した後、ネットユーザーは2月21日、同省瑞金市武陽圩鎮の市場の様子を捉えた動画を投稿した。市場は顧客で混み合っていたが、大半がマスクを着用していなかった。

またネット上では、2月22日午前、河南省鄭州市の飲食店「方中山胡辣湯」の前で、市民が長蛇の列に並んでいる様子の動画も流れた。店側の従業員5人は防護服を着て、「1メートルの距離を保ってください」と呼び掛けながら、秩序の維持にあたった。

河南省鄭州市では2月22日午前、市の飲食店「方中山胡辣湯」の店舗の前で市民が長い列に並んだ(ネット写真)

中国メディア「騰訊網」などの報道によると、同店の経営者は「政府の指示に従い営業を再開したが、安全第一にしたいです」と述べた。店側は今後、セットメニューだけを販売するという。

四川省広元市でも、2月21日、多くの市民が外出し、市の利州広場で、「マスクを外して、お茶を楽しんだり、日向ぼっこをしたり」していたという。この動画について、ネットユーザーは「マスクをしていない人がこれほど多くいるなんて、本当に恐ろしい」「危険すぎる」との心配の声が相次いだ。

ネット上では、浙江省杭州市の観光スポット・西湖に22日、5000人以上の観光客が殺到したという。同日、現地の気温が20度近くまで上がったため、一部の観光客は「暑すぎて、マスクを外した」と話したという。

さらに、北京市観光地の香山や、上海市にある米会員制卸売り大手「コストコ」にも数多くの市民が押し寄せた。

国内外のネットユーザーは無防備な市民を不安視した。

「皆さん、中国当局が両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)を延期したことを基に判断してください。感染者の『ゼロ増長』を信じないでください」

「市民はみな、フェイクニュースに騙されて、新型肺炎が収束に向かっていると信じてしまった。中国人の多くは、共産党が『(感染者数の)数値』をコントロールしているとわかっていないのだ」

「市民は政府の偽の報道にミスリードされただけだ。政府は、市民を工場に戻らせるために偽情報を流したのだ」

「感染がさらに拡大するかもしれない。今は一番危険な時かもしれない。家にいたほうがよさそうだ。偽情報に惑わされて会社や工場に行かないでください。自分たちの命を大事にしてください」

(翻訳編集・張哲)

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