[東京 1日 ロイター] – 菅義偉首相は1日、新年を迎えるにあたって年頭所感を公表し、新型コロナウイルスの感染拡大防止に世界が団結する必要があるとし、象徴となる東京五輪の開催に向けた意欲を強調した。
菅首相は「コロナ危機は国際社会の連帯の必要性を想起させた。わが国は多国間主義を重視しながら『団結した世界』の実現を目指し、ポストコロナの秩序作りを主導したい」と述べ、「今年の夏、世界の団結の象徴となる東京オリンピック・パラリンピック競技大会を開催する」とあらためて表明した。
また「これ以上の感染拡大を食い止めるべく、政府として全力を尽くす」とし、「感染拡大防止と経済回復に引き続き総力を挙げて取り組み、国民とともに未曾有の国難を乗り越え、ポストコロナの新しい社会をつくり上げていく」と語った。
(竹本能文※)
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