韓国、受刑者と刑務職員ら7万人に大規模コロナ検査実施

2021/01/06
更新: 2021/01/06

[ソウル 6日 ロイター] – 韓国保健省高官は6日、刑務所で新型コロナウイルスの集団感染が発生したのを受け、全国52カ所の刑務所の受刑者と職員、計7万人に対し検査を開始したと明らかにした。

同高官はブリーフィングで、ソウル南東部の刑務所で先月クラスター(感染者集団)が発生したと報告され、その後施設内の受刑者と職員2292人の半数以上が陽性となったと述べた。

全国の刑務所関係者の感染は、1191人に達している。

一方、保健当局は、英国で拡大している変異種ウイルスへの感染が少なくとも12例確認されていることから、英国からの航空機乗り入れ禁止を延長するかどうかも決定するという。韓国はすでに、英国からの直行便乗り入れ禁止期間を1月7日まで延長しているほか、英国と南アフリカからの渡航者に出発前の検査を義務付けている。

5日深夜時点で確認された新規感染者は840人、前日の715人をやや上回った。累計感染者数は6万5818人、死者は1027人。

累計死者数は5日に1000人を超えた。

Reuters
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