中国の米国産大豆輸入、9月は急増 貿易戦争緩和で

2021/02/13
更新: 2021/02/13

[北京 25日 ロイター] – 中国税関総署のデータによると、9月の米国からの大豆輸入は173万トンと、前年同月の13万2248トンから急増した。

前月の168万トンとの比較でも3%増加した。

米中貿易戦争が緩和した局面で輸入が増加した。

中国政府は昨年7月、米国産大豆などに25%の報復関税を課したが、今年に入り米国との通商交渉で誠意を見せるため、報復関税を免除した。

国別では、ブラジル産大豆の輸入が最も多く、9月の輸入量は479万トン。前年同月は759万トン、前月は668万トンだった。

9月の全体の大豆輸入量は減少。アフリカ豚コレラの感染拡大で豚が殺処分され、大豆かすの需要が減った。

農業農村省によると、9月の豚の飼育数は前年同月比41.1%減だった。

Reuters
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