[メキシコ市 5日 ロイター] – メキシコの首都で3日夜発生した起きた地下鉄高架橋崩落事故では、少なくとも24人が死亡、79人が負傷した。
ロペスオブラドール大統領は4日の会見で、事故原因の迅速な調査と公開を表明し、関係者を処罰する意向を示した。
事故が起きた地下鉄12号線は、開通して10年も経っていないが、汚職や構造問題などが取りざたされてきた。
開通2年後の2014年には一部の駅に構造上の問題があるとして閉鎖。2017年の地震により支柱に問題が生じたことを政府のデータは示している。
首都メキシコ市はロペスオブラドール現大統領が市長に就任した2000年以降、大統領系の陣営が市長を務めている。12号線の建設中にはエブラルド現外相が市長だった。
事故調査は連邦検察と外部監査のノルウェー企業が行う。
12号線の建設には、実業家カルロス・スリム氏一族が経営するICA傘下CCICSAの企業連合と、仏アルストムのメキシコ法人が携わった。ICAによると、事故の起きた部分はCCICSAが工事を担当した。
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