【独占インタビュー】元老の次男、江沢民告訴を支持 臓器狩りを調査し公開すべき

2016/03/18 13:12

 中国共産党元老の一人で、故羅瑞卿・元中国軍大将の息子である羅宇氏は、習近平氏に対して中国の独裁政治を終わらせるよう呼び掛ける公開状を発表したことで注目を集めた。先日、大紀元の独占インタビューに応じ、現在起こっている江沢民への告訴の動きや中国の臓器狩り問題、今後の中国政局(政権)の方向性について語った。

 羅宇氏(71)はかつて中国軍総参謀部の航空装備部の部長を務め、1988年に大校(上級大佐)になった。1989年、天安門事件での共産党による学生鎮圧に不満を抱いていた羅宇氏は、フランス航空ショーに出席し、そのまま海外に残った。1992年、当時の江沢民主席によって軍籍と党籍を剥奪された。

 法輪功学習者の江沢民告訴を支持

 中国共産党から迫害を受けている法輪功学習者とその家族は2015年5月から、中国司法当局が5月1日から行政訴訟法を改めたのを機に、中国最高裁判所と最高検察庁へ、迫害を指示した江沢民・元国家主席を反人類罪で告訴するため、訴状を送っている。

 法輪功迫害情報サイト「明慧ネット」によると、訴状の数は同12月で少なくとも20万に達した。

 「法輪功への迫害は反人類の罪に当たる。私は法輪功の『真・善・忍』の理念に賛同し、法律の観点から見ても、信仰の自由は憲法で定められており、信仰のために収容されるというのはおかしい。私は迫害に反対し、告訴を全面的に支持している。全ての国民は最高裁判所・検察庁へ告訴する権利を持っており、これは完全に合法だ」と羅宇氏は語った。

 中国の臓器狩りをテーマにしたドキュメンタリー映画が受賞したことや同関連の本「血まみれの臓器狩り」(Bloody Harvest, The killing of Falun Gong for their organs)についても羅宇氏はふれ、「江沢民が一体どのような事を行ったのか、きちんと調査し立案審査する必要がある」と話した。

 現在の中国、最大の問題は、司法の独立と民主政治がないことであると話す羅宇氏は、司法独立の重要性についてこう話した。「台湾のように、陳水扁前総統でさえも、汚職で告訴されれば調査される。中国も同じように、法輪功学習者から告訴状が出ているので調査を行うべきだ。江沢民以外にも、遼寧省で臓器狩りを行っていた王立軍、大連の死体加工工場に携わっていた薄熙来に対しても調査すべきである。それも独立した司法によるもので、身内での調査ではだめだ」

 中国本土からの情報は矛盾するものが多い

 中国政府は憲法による国家統治が必要だと話す一方で、憲法で定められた国民の権利を実行することが出来るのか、いまだに先が見えない。

 先月、北京市の高等裁判所で高名な女性ジャーナリスト・高瑜氏と人権派弁護士・郭飛雄氏に対して行われた裁判の結果からみても矛盾点が多い。最終的に高瑜氏は釈放されたが、郭飛雄氏は懲役を言い渡された。しかし郭氏は法に触れるようなことはしていない。

 「中国本土からの情報は矛盾だらけである。最高裁判所は20万人以上からの告訴状を受領したにもかかわらず、動きはみられない。憲法による国家統治をするなら必ず立案する必要がある。習近平にどのような障害があるのか分からないが、江沢民の法輪功迫害への調査がまだであるとしても、汚職に対しては間違いなく調査済みだ。江沢民をどのように処理するのか、習近平は考えているのかもしれない」と羅宇氏は分析している。

関連特集

関連記事
注目記事
^