米トランプ政権、FBI長官を更迭

2017年05月10日 10時51分

 トランプ米大統領は9日、米連邦捜査局(FBI)のジェームス・コミー長官を解任した。NBCニュースによると、コミ―長官はヒラリー・クリントン元国務長官の私用メール問題について、捜査当局や司法省から対応を誤まっていると指摘されていた。

 コミ―長官の更迭は、トランプ大統領がセッションズ司法長官の助言に同意したことで決定した。ホワイトハウスが公表したトランプ大統領からコミ―長官に宛てた書簡では「あなたは役割を終え、捜査局からすぐさま去るように」と書かれていた。

 FBIは、昨年の大統領選でロシアへの非公式な繋がりを持っていたと疑われる人物に対する捜査を進めている。いっぽう、トランプ大統領は、コミ―長官の更迭はロシア関連に限らず、いくつかの疑惑によるものと、大統領執務室での会議で明かしている。

 決定的なのは、先週、上院議会でのヒラリー・クリントン氏の私用メール問題捜査におけるコミー長官の証言で、FBI長官としての監督能力と判断力を問題視されたことだという。

 ホワイトハウスが公表した書簡では、トランプ大統領は冒頭で、コミ―長官のこれまでの仕事をねぎらう言葉をつづったのち、「あなたが効果的に捜査を導くことができないとの司法省の判断に同意する」と伝えた。

 ローゼンスタイン司法副長官によれば、トランプ政権によるコミ―長官の解任理由は、クリントン氏の私用メール問題に関する捜査を適切に指揮できていないことや、クリントン氏を刑事訴追せずに捜査を終わらせるとの判断を公表したことだという。

(翻訳編集・佐渡 道世)

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