中朝関係

習近平氏は金正恩氏との決別を選ぶ=専門家

2017年11月29日 13時17分

 北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長は、中国の習近平国家主席の派遣した特使が北朝鮮に4日間滞在したにもかかわらず、一度も面会しなかった。特使帰国直後、金委員長は国内軍当局に対して粛清を始めた。ほぼ同時に、中国側が北朝鮮への航空便を停止し、中朝国境にある中朝友誼橋の通行もストップした。専門家は、中朝関係のさらなる冷え込みを示唆させるものであり、習主席が今後北朝鮮金政権との決別を選ぶ可能性が高いとの見方を示した。

 中国側の特使を務めた宋濤・中国共産党中央対外連絡部長が17~20日の日程を終え、北朝鮮から中国に戻った。その2日後、中国国際航空(エア・チャイナ)は、「需要低迷」として、北京と北朝鮮・平壌を結ぶ航空便の運航を無期限に停止したと発表した。

 また、中国外交部は24日、遼寧省丹東市と北朝鮮の新義州市を結ぶ「中朝友誼橋」を修復するため、近く臨時的に閉鎖すると公表した。

 中国当局が北朝鮮に通じる陸・空のルートを閉鎖するという、異例の対応となった。

 「中国当局は、北朝鮮に対してつい本格的に制裁に踏み切った」と、在米中国時事評論家の陳破空氏が語った。

 丹東市は中朝貿易の7割を担っており、そのほとんどは中朝友誼橋を通じてトラックで北朝鮮に運ばれる。国際社会から経済制裁を受けている北朝鮮金政権にとってこの橋での物流は死活問題につながり、非常に重要だ。

 「このため金正恩氏が中国との貿易ルートを封鎖したとは考えにくい。中国側が決定した可能性が非常に高い」。

中国特使との面会を2回も拒んだ金政権 

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