THE EPOCH TIMES

「魔法の武器」NZの大学教授が報告書 中国共産党の統一戦線に警鐘

2018年03月12日 16時13分

 ニュージーランドの中国問題専門家、カンタベリー大学のアン・マリエ・ブレイディー教授の自宅に2月14日、何者かが侵入し、パソコンなどの物品が盗まれる事件があった。昨年12月に同教授の大学構内にある研究室にも同様の盗難事件が起きた。

 同教授は昨年9月、米ワシントンDCで開催された学会で中国の浸透工作をまとめた研究報告「魔法の武器」(Magic Weapon)を発表した。ほかの貴重品が盗まれていないことから、同国のメディアは侵入事件が研究報告と関連があると分析している。

 今年2月、同教授に届いた差出人不明の手紙では、これまで共産党に従わなかった者が受けた仕打ちを細かく記述したうえ、同教授が「次の報復対象だ」と書かれていた。昨年12月、中国にいる協力者が国家安全部門に尋問を受けた。同教授は一連の出来事が中国共産党による報復だとの認識を示している。

 ブレイディー教授は20年来、中国共産党の宣伝活動、メディアに対する統制、外交政策、北極と南極における政策など広範囲に中国問題について研究を重ねてきた。

 「魔法の武器」と題する研究報告書では、中国共産党が「統一戦線」という武器を利用して、いかにニュージーランドに浸透してきたかについて論じている。

 その具体的な手段について「中国資本を先頭に、ソフトパワーの輸出や"全方位、多レベル、広範囲"の対外宣伝工作を通じて、西側諸国の政治、経済、社会に対して浸透を図る」と記述し、「海外での政治的影響力を強めるため、買収と脅迫を織り交ぜた協力者を獲得する」と指摘する。

合わせて読む:中国共産党の「長い腕」に各国が警戒 法整備で阻止する動きも
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