毛沢東の孫がテレビで仰天発言

2005年05月25日 21時46分
 【大紀元日本5月25日】毛沢東の孫である毛新宇(もうしんう)博士が中このほど、中国国営テレビ局・CCTVの第二次世界大戦終結を追悼する番組にゲスト出演した。その番組は歴史研究という体裁を装っていたが、明らかに共産主義促進を狙った毛博士のコメントが視聴者を驚かせた。

 番組“國際観察”は60年前にヨーロッパにおいて終結した第二次世界大戦の追悼番組を放送した。中国人民大学の歴史学学士号、中国共産党中央党学校修士号、さらに中国軍事科学院博士号を持つ毛博士はこの番組で、第二次世界大戦で大きく貢献した国は旧ソビエトと、彼の祖父である“毛沢東”が統治していた中国である、と彼の研究結果を述べた。しかし、第二次世界大戦の中で大きな影響力を持っていたのはアメリカ、イギリス、旧ソビエトであったことは広く知られており、戦時中は中国も多大な犠牲を払ったが、どう見積もっても主役を演じていたとは言い難い。少なくとも、毛沢東が第二次日清戦争において、特にリーダー的存在ではなかったことは確かであろう。また、毛沢東はカイロ会議に出席したわけでもなく、そしてただ単に国民党政府のもとで戦争に参加していたことは歴史を見れば明らかである。

 毛博士の研究による主張は、歴史的事実から見て立証性に乏しい。この番組の大多数の視聴者は、全国ネットでこのような誤った見解を堂々と発言したことに驚いたであろう。毛博士は、彼の祖父をチャーチルやルーズベルトのような歴史的英雄に仕立て上げようとしたのである。

 毛博士は更に反ファシズムにおいての国際間の協力について言及し、第二次世界大戦が勃発したのは、イギリスとフランスがソビエトに協力せず、ファシズムと戦わなかったのが原因だと主張した。当然ながら、ここで司会は彼のコメントを遮った。博訊ネットの報道では、もし彼がここでコメントを続けていれば、イギリスとフランスは歴史上、負の役割を背負わされていたであろうと伝えている。

 また、毛博士が引用した日清戦争での死傷者数の統計は誤りであり、更に不信感を買った。彼のコメントは、博士という肩書きを持つには明らかにお粗末なものであった。
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