【大紀元日本4月28日】有名アクション・スター、ブルース・リーのかつての恋人といわれる70年代の女優、丁佩(ベティ・ティンペイ)氏は、このほど香港メディアのインタビューを受け、自敍伝を近刊、ブルース・リーが丁氏宅で逝去した時に生じた噂の真相を明らかにすると語った。
香港メディアのインタビューで丁氏は、実娘の要求で自叙伝を出版する意向を示し、かつての大スター・ブルース・リーとの往事、特にリー氏が亡くなった1973年前後の事件、その当時生じた誤解などについて明らかにすると述べた。自叙伝は自ら執筆せず、英国の友人に代筆を依頼する意向だという。
丁氏宅でリー氏が死亡した時、丁氏は大衆の指弾を受けたが、死で自らの潔白を立証したかったと当時の心境を明らかにした。以後、丁氏はうつ状態となり、麻薬に約1年間溺れ、幸いにも中毒からは逃れたが、大脳に損傷を受け、精神分裂症気味となり、同時に欠落した記憶を回復するのが困難になったという。その後一念勃起し、現在では1万9000句の仏典さえ記憶できるほど回復したという。
丁氏は、現在までリー氏の洋服・ズボン・背広を大切に保管しているという。昨年、香港の芸能人、周星馳(チャウ・シンチー)氏が映画 「少林サッカー」を企画していた当時、丁氏をホテルに招待し、資料を作成収集した。「英雄を見抜いて英雄を重視する」周氏に感動した丁氏は、リー氏の遺品の中から非常に小さな洋服ズボンを周氏に贈呈した。
実娘は「それ程貴重な品物を他人に与えてはいけない」と恨み事を言ったが、「少林サッカー」を観てから、「受けるに値する人に与えた」と納得したという。
丁氏は、後にリー氏遺品の背広を着て大衆に披露し、近くブルース・リー記念館を設立、リー氏の遺品を展示するのだという。
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