印刷版   

中国、ゴールデンタイムでの外国アニメ放送禁止へ

 中国政府が9月より、国内アニメ産業の保護措置として、ゴールデンタイムでの外国アニメ番組の放送を禁止する見通しとなった。中国メディアが13日報じた。

 共産党では、外国のポップカルチャーが国の若者に与える影響を懸念している。

 新華社と新京報によると、ラジオ・映画テレビ監督庁は、9月1日から毎日夕方5時―8時までの「ゴールデンタイム」の間、全ての外国アニメ番組の放映禁止措置についてすでに決定を下しているという。

 禁止令の正式発表はまだなされていないが、地方テレビネットワーク各局では、すでに新しい条例について通知を受けている。「シンプソンズ」などの外国アニメ番組の放送は、8時以降でのみ行うとしている。

 「南方都市報」の社説では、この条例は優遇政策で業界を一掃することで、中国国内のアニメ産業を救済しようと目論んだものとしているが、「これは、全くの近視眼的な政策で、中国アニメ産業の根本的な問題の解決にはならないであろう」とし、国内産業を保護する割当方式を導入するのが合理的かつ必要な方策だが、外国のアニメを禁止し、国内のアニメをゴールデンタイムに強制的に放送するのは筋が通らないと見ている。

 調査によると、中国の子どもたちの約8割が外国のアニメを好んでおり、日本のアニメがほとんどだ。

 中国国内のアニメは子どもたちに人気がなく、スポンサーがつかないため、ゴールデンタイムに放送することができないでいるのが現状であると、新華社は伝えている。

 9月1日からゴールデンタイムに放映するためには、国内外のアニメ制作会社によるアニメ番組の共同制作し、ラジオ・映画テレビ監督庁の認可を得る必要がある。

 

[ロイター13日=北京]

(06/08/14 17:26)



■関連文章
  • 「氷点週刊」前編集長、新書発表、中国で禁止(写真)(06/07/04)
  • 牛肉輸入全面禁止は今後ない見込み米農務長官(写真)(06/06/22)
  • 上海、学生の試験期間中は夜間工事禁止(写真)(06/06/01)
  • 大陸ネット封鎖の突破について(06/05/12)
  • 麻生外相、漫画・アニメ外交を提言(写真)(06/05/09)
  • 中共、東シナ海での航行禁止通達に「技術的な誤り」(06/04/19)
  • 中国、東シナ海・ガス田拡張工事で船舶通航禁止、日本に事前通知なし(写真)(06/04/17)
  • 法輪功関連放送局、中国大陸向け放送開始(写真)(06/03/03)
  • 中共インターネット情報封鎖を突破する「自由の扉」(写真)(06/02/21)
  • 米国:EUが対中武器輸出禁止を重視すべき(05/12/29)
  • 中共当局:蒋彦永医師の訪米を禁止(写真)(05/12/29)
  • 続報・汕尾射殺事件:当局、弔問と面会を禁止へ(05/12/24)
  • 台湾新聞局:台湾メディア業界に潜む中共スパイを厳しく追求(05/12/02)
  • 中国産キムチ:韓国で販売禁止、台湾でも消費者に注意(05/11/02)
  • マイクロソフト社とグーグル社の人材争奪戦(05/09/11)