脱党者数は、どのように計算されているのか

2006/08/14 09:59
 【大紀元日本8月14日】中国共産党とその関連組織からの離脱を表明する中国人が後を絶たない。既にその人数は1100万人を越えた。中共が今、最も恐れている「九評共産党(共産党についての九つの論評、以下九評)」は、80年余りの中共の歴史が、嘘、戦乱、飢餓、独裁、殺戮、偽善に溢れていることを暴露し、中共に絶望した中国人たちを、脱党へと駆り立てた。離脱表明する中国人は、脱党(共産党を脱退)退団(共産主義青年団を脱退)退隊(少年先鋒隊を脱退)といういわゆる「三退」を表明する。それは中国共産党とその関連する全ての機関から完全に離脱し、党中央が押し付ける「党に対する忠誠心」を根本から否定することを意味する。

 新唐人テレビによると、大紀元時報の社説『九評共産党(共産党についての九つの論評、以下九評)』が2004年11月に発表され、同年12月に初の脱党者を見て以来、2005年元旦には連署による脱党声明50余人、同年1月に趙紫陽氏が逝去してさらに世界各地で拍車がかかり、2005年4月21日には100万人を超え、5月31日には200万人超、7月15日には300万人超、8月30日には400万人を突破、10月18日には500万人を突破、12月1日には三退声明を出した者は600万人に達した。2006年1月8日には700万人、2月14日に800万人、3月20日に900万人、2006年4月25日の時点で、三退人数は1000万人を突破した。では、この統計数値はどこから出てきたのか?

 なぜ共産党員ではない中国人も、相継ぎ「三退」を表明する必要があるのか?なぜなら、中国大陸では 学校や就職先で、中共に対する「忠誠」を誓うことを強制されるからだ。中共は学校教育、メディアを巧みに利用し、「共産党が全て正しい、党を愛することが愛国心、共産党がなければ今日の中国も無い」というメッセージを一生涯に渡って中国人の頭に刷り込んでいく。中共は、それが政敵と定めたグルーフ゜を「粛清」「打倒」し、国民に恐怖心を植え付ける。一方では、中共が行っていることは「全て正しい」と思わせることによって、その生命を保っている。従って、中国人は、自覚することなく洗脳されており、その呪縛から逃れるためには「三退」を表明する必要があるのだ。この「脱党人数」がますます増加していけば、中共による洗脳は効かなくなり、この邪党はますます崩壊の一途を辿っていくだろう。

 「脱党人数」のカウント方法

 世界中の中国人を脱党支援する「全世界脱党サービスセンター」首席の高大維博士によると、脱党するには3つの方法がある。1つは、インターネットで、これが主な方法である。次は声明を書いた用紙を、サービスセンターにFAXで 送る方法。そこに署名された名前は、自動的にサービスセンターがネットにインプットする。3つめとして、サービスセンターが設けているホットラインに電話し、脱党の意志を表明する方法。脱党声明を発表する人の中には、本名を使う人もいれば仮名の人もいる。

 

  電話記録の実例

 実例①

 -もしもし、こちら脱党サービス・センター

 「われわれは、脱党者リストに登録したいが、よろしいですか」

 -はい、では氏名などを教えてください、記録しますから。

 「名前は、帰正だ。帰来の帰に、正確の正だ」

 -それは退党ですか、それとも退団ですか。

 「退団です」 

 -わかりました。記録しました。

 実例②

 「退隊と退団を発表したい。(私も)是非この機会を利用したい」

 -では、お名前は?

 「張正義だ」 

 これら脱党声明は、大紀元が設置した「脱党ホームページ」にインプットされ、南カリフォルニア州にある「クオリティー・ソフトウエア・デベロッパー」(QSD)社が提供するソフトが、その一通一通を国家、地区、ひいては都市ごとに記録分析する。同社代表の劉杰森氏によると、2004年12月4日から2006年7月27日までの「三退」人数の総数は1,136万6,927人に達したという。そのうち、退党人数は687万6,990人で60%以上。また、脱党声明を発表した人のうち1135万人が中国大陸からで、1万6,289人が海外からだという。

 同社データによると、脱党を宣言した人のうち、自ら党幹部を表明した者は2万448人、公檢法部門879人,紀委584人,人大代表407人,公安局149人,省委140人,法院138人,安全局72人,国務院22人,中南海21人,人大常委13人となっている。その他、脱党サービスセンターによると、脱党者はグループごと声明を出し、数人、十数人、100人以上のこともあり、集団で脱党している。ある南方の一省市では、一度に140人もの人々が連名で声明を発表する場合もあったという。郷鎮では、仮名を使って生活している者が多かったのにも係わらず、多数が実名で脱党した。

 高官退党声明その1「私は、一介の老党員、老革命分子、中共の高級幹部だ。20年代に革命に参加し、30年代に入党した。かつて、国務院、内政部、公安部を歴任した。これまで多年に渡り政治活動に参与し、目も当てられないような惨劇が繰り広げられ、21世紀に至っている。その最たるものが、法輪功に向けられたもので、共産党にはつくづく失望した」。

 高官退党声明その2「私は、中国司法部門の庁級幹部だ。現在の中国司法界の混迷は、九評が良く著しており、中国人の理解を助けている」。

 高官退党声明その3「私は退役した党幹部で、党には30年以上在籍した。かつて地方で要職に就いていたが、多年の政治活動で、党が大衆を欺瞞している事実を目にし、心胆が寒くなった。現在、仮名を用いて、共産党の一切組織から脱退することを厳正に声明する」。

 高官退党声明その4「なんでこんな(ものの)手下になってしまったのだろう!中国人民よ、本当に済まない。共産党よ、早く死ねばいいのに」。

 共産党主義の主張によると、かつて自らを生命体になぞらえて、末端組織を「細胞」と呼び、絶対的な指令下に置く現象があったという。指導部(=頭脳)が全ての活動を統制し、下党部員と民衆はそれに服従するという仕組みである。中共の末端、細胞部分から党中央に近い部分までも及ぶ脱党のうねりは止まらない。この邪悪な生命体が、滅ぶ日もそう遠くはないだろう。

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