北京は、平壌を本気に叩くのか

2006年12月18日 00時54分
 【大紀元日本12月18日】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議は、18日午前から北京で正式に開幕する。今回の協議はどのような成果に至るのか、北朝鮮は核放棄に応じるのか、注目されているが、北朝鮮問題専門家ベック氏はドイツメディアの取材で、今回の協議に期待しないとコメント、また、国際社会が望んでいる中共当局の6か国協議における役割について、中共当局は金正日政権を本気に叩いていないと指摘した。

 ドイツ国営放送ドイチェベレ15日の報道で、NPO組織「国際危機集団」のメンバーである北朝鮮問題専門家ベック氏は、今回の協議に関して非常に悲観的であるとコメントし、「私を含めて多くのアナリストらがより悲観的に思っている。今回の協議に対する期待は非常に低い。原因の一つは、今回の協議の時間は短いであること。また、北朝鮮は本当に交渉を望んでいるかどうか、アメリカは交渉、あるいは妥協の意志があるかどうか、まだはっきり分からない」と述べた。

 ペック氏はまた、北朝鮮は以前よりさら多くの交渉カードを持っているため、米国と他の国に対して多くの要求を出すだろうと予測した。たとえ北朝鮮は本当に核放棄に応じたとしても、北朝鮮が出した条件は米国が耐えられる限度を超えるだろうという。「3年も続けている協議は未だにいかなる成果も得ていないが、しかし、今の段階は協議を続けていく以外、ほかの選択肢もない。今回の協議も協議のための協議となると思うが、それも仕方がない。少なくとも、北朝鮮から少し新たな情報を得るだろう」という。

 また、日本の今回の協議での対応について、今回の協議の主役は北朝鮮、米国、及び仲介役の中国であり、日本は協議のオブザーバーの役割を取っているため、協議期間中は拉致問題についてしばらく静観するのではないかと見ている。更に、中国が北朝鮮核問題で演じた役について、ベック氏は「(中国は)目を離してはいけない国だ」とした。

 「北朝鮮核実験後、中国は国連の関連決議に賛成した上、厳しい口調で北朝鮮を非難したが、その後は実質な行動は取っていない。アメリカは、中国の反応を評価しているようだが、よく観察してみると、北朝鮮を6か国協議に戻ると説得するほか、北京当局は、北朝鮮に対して本気に叩いていない」という。

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