EU&中国人権対話前:EU副議長、法輪功迫害状況の書簡を議長に提出

2007/10/07 10:37
 【大紀元日本10月7日】欧州連合と中国当局の人権対話が召集される10月15日を前に、欧州議会スコット副議長はペッテリンク議長に書簡を提出し、監禁され拷問を受けている法輪功修煉者とその他の宗教信仰者に関心を示すよう呼びかけ、数人の被害者の実名を挙げ、迫害状況などを説明した。

 書簡の内容は次の通り。

 ハンス=ゲルト・ペッテリンク博士

 欧州議会議長

 中国で宗教迫害を受けている被害者について

 親愛なる議長閣下:

  閣下が欧州委員会(注:欧州連合(EU)の行政執行機関)バローゾ委員長と2007年7月20日、21日に交わした書簡で、外交事務委員会に提出する人権・民主報告書作成の期間中の2006年5月、私が北京で宗教迫害の被害者と接触したことに言及しました。ここにて、私は閣下にお伝えしたいのは、これらの人々は全員逮捕されていることです。現時点において、2人が依然監禁中です。我々は、彼らが最近受けた拷問の詳細報告を受け取りました(付属資料1にて記載)

 私はこの書簡を提出する理由は、2007年10月15日、北京で中国当局との人権対話が予定されているためです。また、中国全国人民代表大会の代表団は9月24日から28日、欧州議会を訪問しました。

 曹東さん(36)は、2006年5月、私と会談した直後、「違法な取材を受けた」ことで逮捕されました(注:曹さんは5年の有期懲役)。いま、彼は甘粛省天水地区の監獄に投獄され、拷問などを受けています。彼は、法輪功修煉の放棄するよう、さらに、私と会談したことを認めないよう、強要されています。

 牛進平さん(52)もこの会談に参加し、妻・張蓮英さん(46)が受けている迫害を説明してくれました。2005年6月から、妻は北京の女子強制労働収容所に監禁されています。彼女は頻繁に拷問・リンチなどを受けるため、2007年3月に殴られた後、昏睡状態に陥ったそうです。

 第三の迫害事案は、キリスト教信者で、有名な人権弁護士・高智晟(44)氏に関連しています。彼は上記の法輪功修煉者に法的支援を提供した上、彼らへの迫害を調査しました。我々は長時間の電話会談を行ったことがあります。同弁護士は2006年8月15日に逮捕され、国家転覆罪に問われました。その後、私は彼との連絡を保っていましたが、その間、彼はずっと軟禁・監視を受けていました。今年9月16日、警察は同弁護士の自宅で、終日彼とその家族を騒乱していました。9月20日、同弁護士は米国議会宛ての公開状を公表し、警察は同月22日、彼を強制連行しました。多くの人は、彼は中国当局に操縦されてしまうのではと憂慮しています。

 そのほかに、中国で拷問を受けていた被害者の大勢と会談しました。また、米国務省が9月14日に「2007年度国際宗教自由報告」を公表しました。そのような状況により、私は上記の数人の被害者の安否をさらに注目しています。米国務省の国際宗教自由報告は、キリスト教徒、回教徒(ムスリム)、チベット仏教徒、特に法輪功修煉者を含める中国の信教の自由に対する (中国当局の)持続的弾圧を、以下のように強く非難しています。

   「宗教信仰者と精神運動のメンバーが暴行を受けている。一部の人は信念や信条を堅持するため監禁され、虐殺されている」

 9月23日、私は国連拷問問題の特別調査官ノッワーク氏と会談しました。彼が作成した中国拷問問題の関連報告書は、中国での監禁者の3分の2は法輪功修煉者であるとの結論を出しています。高智晟・弁護士もノッワーク氏と会談したことがあります。同弁護士は、約25万人の法輪功修煉者が監禁されていると指摘しています。資料によると、1999年以降、すでに3千人以上の法輪功修練者が迫害で死亡しました。この強大な仏教修煉法は1億人の愛好者がいます。法輪功修煉者が(心身共に)健康になったことで、一時は中国当局の支持も得ていました。いま、この弾圧は集団絶滅ほどの深刻さに達しています。

 エドワード・マクミィラン-スコット(署名)

 この書簡の付属資料では、スコット副議長は法輪功修煉者が受けている拷問・リンチの手法、最長数週間の睡眠剥奪や、長時間の直立、電気警棒による拷問・電気ショックなどを説明、それにより死亡した場合でも、警察へのいかなる責任追及がないと指摘した。

 また、付属資料では、監禁中の法輪功修練者が血液型などの検査を受けさせられることや、ここ数年4万件以上の臓器移植の供給源が不明であることを挙げ、彼らは中国軍部が関与する臓器強制摘出・売買の被害者であると指摘した。

 2006年5月の中国での人権迫害の調査を終えた後、同副議長は、中国共産党を「凶暴かつ残忍で、恣意的で変態な体制」と形容し、すべての共産党員は中共から離脱すべきであると述べた。

  2006年8月、同副議長は法輪功迫害真相調査連盟(略称・CIPFG)への参加を表明、中国での人道に反する犯罪を深く注目していると述べ、主導者らは必ず法律の裁きを受けると警告した。

 

 
(翻訳/編集・叶子)


 

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