【大紀元日本1月19日】南米の湿地で推定体重1tに達する巨大ネズミ(げっ歯類)の化石が発見された。この化石は今から200万〜400万年前の生存していた新種だということが確認されている。現生種最大のげっ歯類は体重60kgほどになるカピバラだが、この化石と比べるとまるで小さなモグラのようだ。
考古学者の発表した論文によると、化石は南米ウルグアイのラプラタ川地区海岸にあった破裂した栗石の中からこの化石を発見。この化石、頭部が53cmあり前歯の長さも数センチある。顔つきは凶暴そうだが、この種のネズミは非肉食性でネズミというよりはカバによく似ている。
臼歯が小さく咀嚼筋が発達していないことから、湿地に住み、柔らかい草や果物、水生植物などを食べていたのではないかと考えられている。巨大な身体つきから大量の餌を必要としていた可能性が高い。また湿地や森には牙の鋭い猫、肉食の禽類、アルマジロ等他の動物も暮らしていた。
この新種の化石は南米鼠類を専門に研究するウルグアイ古生物学者モネスの名前を取りJosephoartigasia monesiと命名された。
論文を発表したのはモンテビデオ自然史博物館のアンドレ・リンデルクネクト(Andres Rinderknecht)研究員とウルグァイ共和国大学のアーネスト・ブラン(R. Ernesto Blanco)研究員の2名。
彼らの報告では、巨大鼠の体重は468kg〜1500kgの間だが、現生種で最も近い種とされるHystricognathと比較すると最も信頼できる数値は1008kgのようだ。
これまで世界最大とされてきたのはベネズエラの中新世約800万年前に生息していた、最大のげっ歯類Phoberomyspattersoni で体重700kg。
この論文は英王立協会の学術専門誌「Proceedings of the Royal Society B (Proceedings B)」に掲載されている。
(翻訳・坂本)
(08/01/19 12:12)
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