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(写真はすべて看中国より)

五輪トーチリレーで明らかになった国家衛生都市「広州」の実態

 【大紀元日本5月12日】国際社会は、中国民衆の文明的レベルが五輪を開催することにより向上することを期待しているが、先日五輪トーチが広州市にリレーされた際、逆に現地民衆の醜態をさらけ出すような出来事が起きている。

 「南方都市報」は、7日にトーチが広州市にリレーされた際、数十万の市民が広州市街頭に押し寄せ、赤旗を振りながらトーチを見送るという熱狂ぶりであったと伝えている。広州市内は湧き上がる赤一色の海になっていたという。

 しかし、リレー終了後にあるネットユーザーがネット上に掲載した写真により、このリレーの際に目撃されたマナーの悪さ、例えば、木によじ登る、街路に植えられた苗木を踏み潰す、国旗を振り回す、ゴミの投げ捨てなどの行為が暴露されている。具体的な例を挙げると、リレーが通過した後を見ると、広州体育東路の苗木のほとんどが踏み潰され、さらに鉄のガードレールも倒され損壊したという。

 あるネットユーザーは、「トーチが来たことにより広州市民はとても興奮し、感動し、喜んでいた。でも全部終わった後にもう一度広州を見てみると、国家衛生都市という名を冠したばかりの街は一変してゴミ箱のようになっていた。我々は“中国がんばれ”と叫んでいる時、国を愛するということは口先だけではない、ということを改めて考えなければならない」と綴っている。

 報道によると、似たような文章が最近、中国大陸の多くのネット論壇上に現れているという。

 あるネットユーザーが貼り出した数枚の写真には、トーチが広州にリレーされている間、十数人の市民が大木によじ登り枝に乗ったため、最後に木は重みに耐え切れず、折れてしまったという場面が収められていた。しかし大木の枝を折った後にも関わらず、一部の人は他の枝に移り、降りてはこなかった。

 さらに報道では、トーチが順調に広州大橋を通過した後、記者が多くの市民がこの場を立ち去る時、ついでに投げ捨てていった国旗が踏まれているのを目にしていることを伝えている。ある市民は路上一面に捨てられ破れた国旗を拾い上げ記者に渡し、「たった今中国がんばれと叫んだばかりなのに、もう国旗を捨てている」と話した。

 ある体育東路と天河路の境を掃除している清掃員によれば、先日の五輪トーチリレー終了後、体育東路一面には国旗、色とりどりのテープ、ポスターなどが散乱していたという。清掃員によると、いつもは道路掃除一回につき、どんなに多くてもゴミ収集車一台分にしかならないのに、リレー終了後はわずか100mほどの区間でトラック2台分のゴミを収集したという。またそばにある傷ついた苗木を指し、一番かわいそうなのはこれらの樹木で「いつ元気に回復するか分からない。恐らくこれらの多くは生き返らないでしょう」と話していた。


 
(翻訳・坂本)


 (08/05/12 08:39)  





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