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北京当局:台湾国民党地位を高め、馬英九総統を制御

 【大紀元日本7月29日】北京五輪に参加する台湾代表団の呼称問題をめぐり、中国当局はこのほど、「中国台北」から「中華台北」に修正した結果について、国民党の中では、台湾および中国大陸が持つ共同のプラットホームが作用したと評している。しかし、大陸側外交シンクタンク上層部は、中国共産党(中共)の策略とは、国民党の存在や地位を高め、馬英九総統を制御することが目的であることを明らかにした。

 中国国家級外交シンクタンク「中国国際問題研究基金会」の名誉理事長・葉国華氏は、香港「信報財経月刊」の取材を受け、その内容は7月号に掲載された。記事の中で葉氏は、中共は台湾の馬英九総統に対して、2005年に連戦と胡錦濤が協議した5つの事項を話合いの枠組みとして、馬総統をけん制し、統一の中継点にすると当局の戦略を明らかにした。

 海外メディアによると、かつて香港行政長官の特別顧問を務めた葉国華氏は、外交シンクタンクの中でのポジションは非常に重要だという。葉氏は取材に対して、所謂「両岸の話合い」とは、単なる「時間を引き延ばす」ためのものだとし、所謂「三通」とは、本当に直通することではないと強調し、中共はそう簡単に譲歩することはないとし、「必ず馬英九総統に国民党の路線を実行させるのだ」と政策決定する北京上層部の考えを明らかにした。葉氏は、この問題を解決できなければ、中共は馬総統にそう寛容にはならないのだと分析した。

 葉氏は、両党の話合いに集中させるために中共は国民党の地位を強化し、馬総統をしっかりと制御し、連戦・胡錦濤両氏が協議した5項目に従わせると強調した。

 *馬総統、国民党の路線を実行させる

 葉氏はさらに、外交部(外務省に当る)の王毅副長官に大陸国台弁を主管させることから、台湾はすでに国際問題になっている表れだとした。葉氏は、台湾問題は民心と両岸の経済動向によって変わるとし、統一か独立かについて、連・馬両氏も将来のことは分からないとの見方を示した。しかし、もっとも影響を持つ国は日米だとし、主に米側利益の需要によるもので、単純に両岸の問題としてみてはならないと強調した。

 馬総統がかつて「一生を掛けても、両岸統一を迎えることはない」の発言について、葉氏は、それは馬総統が日米に見せるためのパフォーマンスとする一方、馬総統は一定の方向性がないことを表しているとした。葉氏は「アジア・環太平洋地区の政治経済およびエネルギー競争の中で、米側の総選挙で政党が変わっても、台湾は必要不可欠な場所として争奪対象になる」と、中共・馬総統間のやり取りが困難に直面するとの見解を示した。

 
(翻訳/編集・余靜)


 (08/07/29 05:24)  





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