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中国の法輪功学習者への臓器狩りの独立調査報告書『血まみれの臓器狩り』(写真・大紀元)

『臓器狩り』の独立調査官、国際人権連合から人権賞

 【大紀元日本1月23日】国際人権連合(略称IGFM、本部:ドイツフランクフルト)のスイス支部は16日、2009年度の人権賞をカナダの著名人権派弁護士デービッド・マタス氏と元外交官デービッド・キルガー氏に授与した。中国当局による生きている法輪功学習者からの臓器狩りの独立調査における両氏の多大な努力を奨励した。

 IGFMスイス支部のシュレゲル秘書長は、両氏に授賞した理由について、両氏が行った法輪功学習者への臓器狩りの独立調査報告及び著書『血まみれの臓器狩り』は、広範囲で注目されるべきだと話した。「スイスでは同件に関する情報公開はまだまだ少ない。現在は暴露すべき時期でしょう。専門家のみではなく、大衆に注目され、共に、中国共産党政権による臓器狩りを中止させるべきです」

 2006年初め、米国に亡命した二人の中国人(非法輪功学習者)が、中国では生きている法輪功学習者に対して臓器狩りを行っていると告発した。同年、マタス、キルガー両氏は、カナダのある国際人権団体から依頼を受け、独立調査を開始した。30項目以上の証拠を収集し、『血まみれの臓器狩り』と題する調査報告書を作成、臓器狩りは紛れもない事実であるとの調査結論を出した。

 表彰式に出席したマタス氏は、「調査報告書が公表されてからも、中国当局は法輪功への弾圧を緩めていない。我々が入手した情報によれば、臓器狩りで亡くなる学習者はむしろ増えている」などと語った。

 授賞式でキルガー氏は、法輪功弾圧が始まった1999年から2005年まで中国国内で行われた計4万1千5百例の移植臓器は、法輪功学習者のものである、と再度説明した。

 両氏は、これからも各国政府、政治家たちに中国での臓器狩りの犯罪を伝え続けていく、と意気込みを語った。

 スイス国家臓器提供・移植財団のフランツ・イメール会長は、「これは臓器強奪であり(これは最も適切な表現であろう)、人類の正真正銘の災難です」と語った。

 スイス患者協会の代表は、同調査報告書を読み通したときの苦しい心情を明かし、「この情報を全世界に知らせるのは非常に重要です。だれもこのような臓器を移植しないはずです」と語った。

 表彰式では、ドイツ在住の中国人女性・劉巍さんの実体験が紹介された。中国国内で法輪功修煉を放棄しないために劉さんは16ヶ月監禁されていた。その間、血液検査、心電図、X線撮影など謎の身体検査を受けさせられ続けた。検査の結果が本人たちに伝えられることもなかったという。

 同人権団体とスイス国家臓器提供・移植財団は授賞式の前日、専門家を集めて、臓器提供および中国での臓器移植問題に関するシンポジウムを開いた。会議の最後に決議案を可決、国際社会の各界に対し、中国での臓器狩りの組織犯罪を制止するよう呼びかけた。

(記者・丁誠、翻訳編集・叶子)


 (10/01/23 08:56)  





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