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中国対外貿易、停滞期に入るか 米識者が見解

 【大紀元日本1月13日】中国の対外貿易は、今後下り坂に向かうか。年明け早々、そんな見方が出ている。

 全米外国貿易評議会(NFTC)議長のビル・ラインショ(Bill Reinsch)氏はこのほど、2012年に中国共産党次期指導部の登板に伴い、中国の対外貿易が停滞期を迎えるとの見方を示した。AFP通信の1月7日付の記事が、NFTCの公式HPによる同議長の見解として伝えた。

 中国は、2012年の中国共産党第18回党大会で新たな指導部が選出され、主要ポストが刷新されるなど転換期を迎える。同氏は、新指導部が完全に主導権を握るまでの期間が長期化すると見ており、それに伴う党内の権力闘争は一層激しくなり、今後中国の主要な精力は国内に向けられ、対外貿易は停滞期を迎えると述べた。

 また、中国税関総署が1月10日発表したところによると、2010年の貿易収支黒字は2年連続で減少。10年12月の輸出の伸びは、09年同月を大きく下回る17,9%にとどまり、前月のほぼ半分となった。これについてウォール・ストリート・ジャーナル1月11日付けの記事は、中国製品に対する世界の需要の冷え込みを示唆しているかも知れないと報じている。

 ビル氏はまた米中貿易について、今後も両国間の摩擦は続くと見ている。人民元切り上げに消極的な中国に対する、米議会の圧力や対中制裁の声は依然として強く、これらの要素は今後の米中貿易を停滞期へと向かわせる不安材料になりうると同氏は分析する。

 
(翻訳編集・林語凡)


 (11/01/13 14:08)  





■キーワード
政治体制  経済外交  人民元切り上げ  


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