中国産ショウガから有毒物質を検出=米FDA

2007/08/01
更新: 2007/08/01

【大紀元日本8月1日】米国食品薬品管理局(FDA)は7月31日、カリフォルニア州公共健康機構の通知を伝え、中国産ショウガを食用しないよう警告を出した。同州の農薬管理機構は一部の中国産ショウガからアルディカーブ(aldicarb)代謝物アルディカーブ・スルフォキシド(aldicarb sulfoxide)を検出したという。この薬剤は、ショウガには使用が禁止されている。

FDAが7月31日公布した通知によると、FDAはすでにカリフォルニア州公共健康機構と連携して、問題の中国産ショウガを輸入した業者Modern Trading Inc.社に対し、販売先の調査を求めている。現時点において、北カリフォルニア州のアルバートソン(Albertson)とセーブ・マート(Save Mart)という2つのスーパーに出荷したのが判明。

FDAの資料によれば、人がアルディカード(aldicarb)代謝物を摂取すると4時間以内に中毒症状を現す。少量摂取の場合は、インフルエンザのような、吐き気、頭痛、視力障害などの症状が発生するが、通常は5、6時間以内に治る。しかし、摂取量が多いと、めまい、唾を垂らす、油汗をかく、嘔吐、下痢、筋肉硬直・痙攣、呼吸困難などの症状が現れる。

FDAは、問題のショウガを購入した可能性のある消費者に対し、商品の廃棄を呼びかけている。現時点では、今回発見された違法農薬残留のショウガによる中毒患者はまだ確認されていないという。

(記者・蔡磚・/div>

関連特集: