[ソウル 4日 ロイター] – トランプ米大統領と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今月下旬にニューヨークで開かれる国連総会に合わせて会談し、北朝鮮問題について協議する見通しとなった。韓国の青瓦台(大統領府)と米ホワイトハウスが4日明らかにした。
両首脳はこの日、50分間にわたり電話協議を行った。青瓦台によると、両首脳は「国連総会に合わせて会談し、(朝鮮)半島問題に関する戦略や協力を巡り、突っ込んだ話し合いを行う方向で検討する」ことで一致。
米ホワイトハウスのサンダース報道官は、両首脳が国連総会に合わせて会談することで合意したと発表した。また、文大統領がトランプ氏に対し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と面会するために5日に特使を平壌に派遣すると説明したと明らかにした。
文大統領の特使団は平壌を訪問し、今月に予定される南北首脳会談に関する協議を行う見通し。
特使団のメンバーである鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長は先に、文大統領の親書を金委員長に手渡すと述べていた。親書の内容には触れなかった。
鄭氏はまた、北朝鮮側と朝鮮半島の完全な非核化に向けた方策について話し合う意向を示した。
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