[ニューヨーク 23日 ロイター] – 著名投資家ジョージ・ソロス氏のニューヨークの自宅近くで22日に爆破装置が見つかった事件で、連邦捜査員は23日、爆破装置がどのようにソロス氏の郵便受けに入れられたか捜査を行っている。
爆発装置が発見された時、ソロス氏は不在にしていた。
捜査当局は、容疑者や動機などの情報を公開していない。ただ、ソロス氏はこれまで、米国や東欧の右派勢力から敵視されている。また、同氏の母国ハンガリ―では、右派政権による敵対的メディアキャンペーンの対象となっている。
ソロス氏は、世界中の市民社会を支援する自身のオープン・ソサエティ財団に多額の寄付を行っている。移民や亡命希望者を厳しく制限しようとするハンガリー政府とは対立している。
また、トランプ米大統領は今月、過去の性的暴行疑惑が浮上したブレット・カバノー氏の連邦最高裁判事への指名に反対するデモ隊に資金提供を行ったとして、ソロス氏を非難した。オープン・ソサエティ財団はトランプ氏の指摘を否定している。
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