米商務省、中国の鋼製車輪に暫定ダンピング判定 来年1月に最終判断

2018/10/25
更新: 2018/10/25

[ワシントン 24日 ロイター] – 米商務省は24日、中国から輸入する一部のスチール製車輪について、ダンピング(不当廉売)されているとの暫定判断を下し、暫定的な反ダンピング関税率を設定した。

商務省はダンピングマージンは231.7%であるとし、通関当局にこの率での徴収を指示した。同省はこれまでに中国の一部スチール製車輪は不公正な政府補助を受けているとの判断を下している。

商務省はアキュライド・コーポレーションとマキシオン・ホイールズ・アクロンによる申し立てを受け調査に着手。来年1月初旬に最終判断を下す。商務省が暫定判断を維持すれば、米国際貿易委員会(ITC)が2月21日ごろまでに最終決定する。

米国の中国製スチール製車輪の輸入は2017年は推定3億8800万ドルだった。

Reuters
関連特集: 国際