パキスタン、インドのカシミール自治権剥奪で安保理に会合要請

2019/08/14
更新: 2019/08/14

[国連 13日 ロイター] – インドが北部のジャム・カシミール州の自治権を剥奪したことを受けて、同地域の領有権を巡りインドと対立するパキスタンは13日、国連安全保障理事会に会合の開催を要請した。

自治権が奪われたことで同州はインドの直轄領となり、他の州の人が不動産などを購入することが可能となる。

パキスタンのクレシ外相は安保理への書簡で「パキスタンは衝突を引き起こすようなことはしない。ただ、インドはわれわれの自制を弱さと誤解すべきでない」と主張し「インドが再び武力行使に出れば、パキスタンは自衛のために全ての力で対抗せざるを得ない」と強調した。その上で、安保理に会合の開催を要請した。ロイターが書簡を確認した。

安保理がパキスタンの要請にどのように応えるかは不明。パキスタンは11日、今回の問題で中国の支持を得ていると明らかにした。

安保理の今月の議長国はポーランド。同国のチャプトウィチ外相13日、は記者団に、パキスタンから書簡を受け取ったことを確認し、「この問題を議論し、適切な決定を行う」とコメントした。

Reuters
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