[ワシントン 20日 ロイター] – トランプ米大統領は20日、対外援助予算の削減を巡り様々な選択肢を検討しており、1週間以内に決定すると述べた。
トランプ政権当局者は、国防総省と国際開発庁の予算を見直しており、対外援助予算を約43億ドル削減するための手続きを視野に入れているとしていた。
大統領は、一部の予算は削減が可能だが削減できないものもあると説明し、恐らく1週間以内に決定できると語った。
議会では、計画を取りやめるか、もしくは削減規模を縮小するべきだの声が、共和・民主両党の多くの議員からあがっている。トランプ政権は昨年、対外援助費を削減するため、大統領に与えられている項目別廃止権限(rescission)を行使することを試みたが、議会により阻止された。
項目別廃止権限が行使されれば、予算に関して議会は政権と積極的に交渉しなくなるとの指摘がある。
下院のペロシ議長は16日付のムニューシン財務長官への書簡で、政権が考えているような項目別廃止権限の活用方は違法であるとの政府監査院(GAO)の見解を伝えた。
※内容を追加しました。
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