日米韓、地域の脅威巡り「共通認識」 亀裂懸念=米海兵隊司令官

2019/08/21
更新: 2019/08/21

[東京 21日 ロイター] – 米海兵隊トップのバーガー司令官は21日、日米韓は北朝鮮がもたらす脅威や中国による安定への長期的脅威について「共通認識」を持っていると確信していると述べた。東京で記者団に語った。

バーガー司令官は、日韓関係の悪化で軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の更新に懸念が生じていることについて「同盟の一部に問題が生じれば、誰もが懸念することになる」と指摘。「各国が互いに相手の必要とする情報を保有している。決着すると楽観している」と述べた。

また「我々は地域の脅威について共通認識を持っていると確信している。短期的な脅威は北朝鮮であり、この地域と世界の安定に対する長期的・戦略的な脅威は中国だ」との見方を示した。

バーガー司令官は20日、日本の防衛当局者と日米協力について協議。22日には韓国を訪問する。

*内容を追加しました。

Reuters
関連特集: 国際