メラニア夫人は金委員長と「知り合った」、トランプ氏が事実誤認

2019/08/27
更新: 2019/08/27

[ビアリッツ(フランス) 26日 ロイター] – トランプ米大統領は26日、仏ビアリッツで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)での記者会見で、メラニア夫人が金正恩朝鮮労働党委員長と「知り合った」と述べた。実際には夫人は金氏と会ったことも会話をしたこともない。

トランプ氏は自身が金氏を「極めて良く」知っていると発言。「ファーストレディーは金正恩氏と知り合った。そして彼女も同意してくれると思うが、彼の国はものすごい潜在力を持っている」と述べた。メラニア夫人は聴衆の中から無表情で会見を見守っていた。

ホワイトハウスのステファニー・グリシャム報道官はこの後、夫人が金氏と会ったことはないと釈明。トランプ氏は金氏との強い絆について夫人に詳細に打ち明けており、「ファーストレディーは彼(金氏)に会ったことはないが、大統領は彼女も知り合いになったように感じている」と述べた。

トランプ大統領は昨年以来、金委員長と3度にわたり会談しているが、メラニア夫人は一度も同行していない。

Reuters
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