[ローマ 10日 ロイター] – イタリアのコンテ首相は10日、新型コロナウイルス感染拡大を防止するための都市封鎖(ロックダウン)措置を5月3日まで延長した。ただ、一部の店舗は来週に再開が認められるという。
イタリア政府は、3月9日に全国規模のロックダウンに踏み切った。3月21日には生活に必要不可欠なものを除き、全ての企業活動を4月13日まで停止すると発表していた。
首相は記者会見で、措置の延長について「これは困難だが必要な決定だ。全ての政治的責任は私が負う」と述べた。
その上で、書店や文具店、子供服販売店などは14日からロックダウン措置の対象から外れ、営業再開が可能になるとした。
イタリアの新型コロナ感染による死者数は、世界最多の1万9000人近くに上っている。
コンテ首相は、ユーロ圏の財務相が9日に合意した約5000億ユーロ規模の新型コロナ対応策について「依然として十分ではない」と指摘。ドイツやオランダなど北部欧州諸国が反対しているユーロ共同債の発行で合意を目指す意向を示した。
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